牧師紹介 Pastors
教会の歴史 History
教会創立は1914年3月です。ひとりのクリスチャン貿易商が開いていた家庭集会が、神さまの恵みの源となり教会になりました。草創期には飯野 十造牧師、森 五郎牧師、菅野 鋭牧師を中心に伝道を進め教会員も増えていましたが、関東大震災により教会堂は倒壊し、多くの教会員が住まいを失い、横浜を離れざるを得ませんでした。しかし、跡地にバラックの集会所を建てて伝道を再開します。が、その後再建された教会堂も、先の戦争中の空襲により焼失。さらに1942年6月26日、菅野 鋭牧師は治安維持法違反で逮捕され教会からはキリスト教書、教会員名簿、会計簿などすべての文書と路傍伝道用の太鼓まで押収されました。翌年4月教会は解散を命じられ、先生方(菅野牧師、雪夫人、尾花 晃牧師ら)は牧師職を剥奪されました。逮捕後の菅野牧師は警察署に留置のまま十一カ月取り調べを受け、刑務所に移送後1943年12月1日
喀血により死亡、殉教されました。当時の国の指導者による全国的なホーリネス教会への宗教弾圧でした。
終戦後、先生方は 牧師職に復帰して自由に伝道できる時代になります。残っていた十数名の信者は教会堂が与えられるよう真剣に祈りました。
菅野牧師が生きておられたらきっと熱心に伝道されたであろうと励まされたのです。教会員のお宅で定期的に集まり一年目には土地を、二年目には教会堂を、三年目には牧師館をと具体的に祈り、それが確実に応えられていきました。1949年、まず現在の場所に土地が与えられます。翌年6月仮集会所にしていた教会員宅を東洋宣教会のH・キルボルン夫人が訪問。六畳間に十数名がひしめく会をご覧になりました。
そして殉教した菅野牧師が残した熱心信徒たちに心動かされ、『クリスマスに教会をあげましょう』と言われたのです。その言葉通りにアメリカから多額の献金が寄せられ、教会堂が建てられ、「菅野記念教会」と名付けられました。三年目には牧師館も与えられ、
神さまは荒地だった場所に教会を建て多くの人を救いに導かれました。
パイプオルガン Pipe Organ
設計・製作 | ヴェルナ・ボッシュ社(ドイツ) 作品番号OP.867 |
---|---|
組立・製音 | 中井郁夫氏(中井オルガン工房) ペーテライト氏(ヴェルナ・ボッシュ社) |
設置年 | 1993年(平成5年)11月 |
外形寸法 | 265×275×460(㎝) |
構造 | メカニカル・アクション スライダーチェスト パイプ総本数:745本 |
手鍵盤 | 2段 音域:C-ℊ’’’=56鍵 |
足鍵盤 | 独立 音域:C-f’=30鍵 平行ペダル |
レジスター数 | 12個 実働ストップ:11個 |
補助装置 | カプラー Ⅱ/Ⅰ.,Ⅰ/Ped.,Ⅱ/Ped. |
調律法 | 平均率 A=440㎐(20℃) |
Werner Bosch Orgelbau GmbH(ヴェルナ・ボッシュ社ホームページ)
https://www.bosch-orgelbau.com/
Ⅰ.Manual
1.Flӧte | 8’from C-cis` in the prospect,tin 75% |
---|---|
2.Principal | 4’tin 40% |
3.Waldflӧte | 2’tin 35% |
4.Mixtur | Ⅲ-Ⅳ rks 2’ tin 70% |
5.Trompete | 8’cups tin 70% full length from C |
Ⅱ.Manual
6.Holzgedackt | 8’oak |
---|---|
7.Rohrflӧte | 4’tin 35% |
8.Principal | 2’tin 70% |
9.Sesquialtera | 2 2/3’+1 3/5’ tin 70% Ⅱrks Tremolo(efficient to both manuals) |
Pedal
10.Subbaβ | 16’wood |
---|---|
11.Choralbaβ | 4’tin 70% Trompete 8’from Ⅰ.Manual |
年間行事 Schedule
パイプオルガンコンサート
集会などで活躍する当教会自慢のパイプオルガン。
1994年から一年に一度10月にオルガニストをお呼びしてコンサートを行っています。
合同記念会
教会墓地は、1921年(大正10年)9月に横浜市西区久保町8番地の久保山墓地に建てられたもので、今日まで三度の改築が行われています。現在は250体を納められる広さがあります。当教会は3年に一度、亡くなられた方をしのんで合同記念会を行っています。